こんにちは、広島県廿日市市の工務店のA&Cテクノハウスです。
前回は、広島県広島市の転出超過の話をしたと思いますが、
今回はその続きで、広島市民がどこに移動したのかを話したいと思います。
広島県で転入超過エリアはどこ?
転出超過エリアがあれば、必ず転入超過エリアもあります。
2020年の住民基本台帳人口移動報告書からすると、
広島県内で転入超過エリアのベスト3は
1位:東広島市 675人
2位:廿日市市 306人
3位:海田町 126人
それに比べて、2020年の広島市は転出超過でマイナス427人になります。
東広島市の人口動態
令和元年4月末:人口187,765人 世帯数85,585
令和2年4月末:人口188,962人 世帯数87,170
令和3年4月末:人口189,192人 世帯数88,142
この3年間の東広島市の人口動態をみますと、
人口数も世帯数も右肩上がりなことがわかります。
また、東広島市長期人口ビジョン (令和元年度改訂)によりますと、
東広島市の近隣エリア(広島市・呉市・竹原市・三原市)の平成28年〜30年の合計で
転入が7475人、転出が6929人で近隣エリアからの転入超過になっています。
廿日市市の人口動態
令和元年4月1日:人口117,215人 世帯数52,077
令和2年4月1日:人口117,035人 世帯数52,472
令和3年4月1日:人口116,866人 世帯数52,840
この3年間の廿日市市の人口動態をみますと、
人口数も世帯数もわずかに減少していることがわかります。
廿日市市は社会増加(転出よりも転入の方が多いこと)はしているのですが、
自然減(出生と死亡の合計数がマイナス)の方が多かったために減少に転じています。
日本の多くの自治体が、自然減と社会減が重なって大幅な人口減少になっている中、
社会的には人気のある都市として健闘しています。
少しデータは古くなってしまいますが、平成29(2017)年の
廿日市市の転入の状況を見ますと、
やはり近隣エリアである広島市・大竹市・岩国市が多いのがわかります。
その中でダントツに多いのが広島市です。
海田町の人口動態
令和元年3月末:人口29,909人 世帯数13,425
令和2年3月末:人口30,097人 世帯数13,617
令和3年3月末:人口30,387人 世帯数13,861
令和3年8月末:人口30,468人 世帯数13,902人
この3年間の海田町の人口動態をみますと、
人口数も世帯数も右肩上がりなことがわかります。
少しデータは古くなってしまいますが、平成25(2013)年の
海田町の転入の状況を見ますと、
やはり近隣エリアである広島市・呉市・東広島市が多いのがわかります。
その中でダントツに多いのが広島市です。
広島市民はどこに転出したのか?
東京新聞が2020年に調査した東京23区民の転出先で
転入者が増えた市区町村データでは、前回のブログでお伝えしたように、
近隣で移動時間が1時間前後のエリアが最も多いという結果でした。
最近の広島市で同じような調査データがないので、
なんとも比較がしがたいことですが、
数年前のデータを見ると、やはり東京23区と同じく、
広島市民は近隣エリアに移動している可能性が非常に高いことがわかります。
それでは、なぜ、東京23区民や広島市民は、近隣のエリアに移動するのでしょうか?
その話は次回に説明したいと思います。
次回の記事はこちら
広島市民が近隣エリアに引っ越しする理由は?