こんにちは、広島県廿日市市の工務店のA&Cテクノハウスです。
今回は、広島県広島市の転出超過の話をしたいと思います。
まずは、転出超過の言葉の説明をします。
勘違いされることが多いのですが、
転出超過=人口減少ではない!
ということを覚えておいてください。
転出超過とは、転入数と転出数の合計でマイナスになれば、
転出超過となり、プラスとなれば転入超過となります。
例えば、2020年広島市の転入数が2000人であり転出数が3000人であれば、
転出超過数が1000人となるということです。
それに対して、人口減少とは、出生率や死亡率などの自然増減も足した合計数になるので、
例え、転出超過となっても出生率が高く、死亡率が低ければ、
人口が増えることもあり得るということです。
まずは、コロナ前の2019年の話をしたいと思います。
全国の主要都市と比較してみると、
東京23区 プラス64,176人
横浜市 プラス10,306人
大阪市 プラス13,762人
名古屋市 プラス3,415人
札幌市 プラス9,812人
福岡市 プラス8,191人
神戸市 マイナス831人
京都市 マイナス338人
広島市 マイナス1,220人
となり、広島市は、全国の主要都市の中でも転出超過が激しい都市になります。
更に、同じく2019年の
広島県の転出超過数は8018人でなんと全国1位です。
2021年7月の状況は?
2021年7月の状況では、コロナの影響を大きく受けて、
東京23区が大幅に転出超過になり、マイナス3,957人となりました。
コロナの影響により、全国の主要都市は軒並み、転入数が減り、転出数は増えましたが、
それでも都会の便利さ、通勤や通学などの理由で、
転出超過の都市は少ないですが、
それでも広島市(神戸市や京都市も)はマイナスとなりました。
東京23区 マイナス3,957人
横浜市 プラス136人
大阪市 プラス357人
名古屋市 プラス16人
札幌市 プラス343人
福岡市 プラス532人
神戸市 マイナス36
京都市 マイナス382人
広島市 マイナス108人
東京23区民や広島市民はどこに行ったのか?
まずは、大幅に転出超過になった、東京23区民は一体どこに行ってしまったのでしょうか?
2021年4月のデータによると、
東京23区民が引っ越した先のベスト10は、
1位 神奈川県藤沢市
2位 東京都三鷹市
3位 横浜市中区
4位 東京都小金市
5位 川崎市宮前区
6位 川崎市高津区
7位 千葉県船橋市
8位 神流川県鎌倉市
9位 茨城県つくば市
10位 横浜市港北区
となり、東京23区から
車や電車で1時間程度で行ける範囲で
あることがわかりました。
人口が密集する東京23区はコロナが怖いから住みたくないが、
それでも今まで通勤や通学で通っていた23区から大幅に離れることなく、
毎日でも通うことができる範囲内で、引越ししたことがわかります。
それでは、広島市民はどこに行ってしまったのでしょうか?
続きは次回にお話をしたいと思います。
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広島市民はどこに移動したのか?